日本の年末年始の過ごし方
2021年ももうすぐ終わろうとしています。今年は皆さんにとってどのような一年でしたか?
コロナウイルスの影響によって予定の変更を余儀なくされた方も多かったのではないでしょうか。今回は、新たな一年を迎える前に、皆さんに日本での年末年始の過ごし方や文化をいくつかご紹介したいと思います。
年末には大掃除
日本では、年末に大掃除をすることが一般的です。一年で最も大切な節目であるお正月を気持ちよく迎えるために、家中をきれいに掃除して、心身ともにすっきりした状態で新たな一年を迎えます。
新年を迎えるために年越しそば
また、大晦日の夜には「そば」を食べる風習が日本各地にあります。その時に食べる「そば」を「年越しそば」といい、日本では年越しに縁起を担ぐ食事となっています。
正月にはお節料理
そしてお正月には「おせち料理」を食べるのも日本では風習になっています。おせちは、もともと季節の節目に食べる節供の料理とされており、やがて一年で最も大きな節目であるお正月に縁起物の料理として定着しました。おせちには黒豆、かまぼこ、蓮根、海老などが含まれており、それぞれの食材に意味があり家内安全や健康長寿の願いが込められています。
正月のご挨拶に年賀状
最後にご紹介したいのが年賀状です。日本では、年始にお世話になっている相手に年賀状を送る習慣があります。離れた場所や体調などで直接挨拶に行けない場合の代わりに手紙を送っていたのが、現在の年賀状の始まりです。近年では、はがきよりもメールやSNSを通して電子版の年賀状を送る人が多くなってきています。このように年始の挨拶として、様々な形で年賀状を送りあうのも日本のお正月の文化の一つです。
今回は、日本での年末年始にまつわるいくつかの習慣や文化を紹介させていただきました。コロナウイルスの影響が落ち着き、皆さんが日本で日本独自の文化や習慣をご自身で体験できる日を願っております。
桜ことのは日本語学院では、夢を持った外国人留学生たちが当校で日本語を学び、それぞれの夢を実現するため、安心して勉学ができるようサポートしております。日本語を学ぶだけでなく、日本の文化や風土に触れていただき、日本での生活が楽しく素晴らしい経験となるよう、お手伝いいたします。